お母さんのためのシラミ講座

シラミ講座 2

あわてないで。しっかり撃退!!

人に直接使用が認められたシラミ駆除剤「スミスリン」

現在の日本で、人に直接使用が認められているアタマジラミ駆除薬として、低毒性のフェノトリンを0.4%含有した粉剤「スミスリン®パウダー」と液剤「スミスリン®Lシャンプータイプ」の2種類があります。
スミスリンはシラミの幼虫、成虫は殺せますが、生きた卵が残ってしまいます。そこで生き残った卵から幼虫が孵化するのを待って退治するのが効果的な使用方法になります。

アタマジラミの卵はセメントの様な物質で髪の毛にしっかりと付着しているので、幼虫になって出ていった中身のない卵の殻、死んでしまった卵がいつまでも付いています。放置しておいても問題はありませんが、気になるなら、目の細かいクシでよくすいて取り除いてください。フケやヘアーキャスト(フケと同じような構造のものが鞘状に毛髪に取り巻いている)をシラミの卵と間違えることがありますが、フケやヘアーキャストは、指で挟んで簡単に取り除くことができるので、卵との区別の目安になります。
もし子供がアタマジラミに感染しているなら「スミスリン®パウダー」や「スミスリン®Lシャンプータイプ」を使って、駆除する方法があります。

スミスリンを使ったアタマジラミの駆除方法

  • スミスリンパウダーを頭髪に1回7g程度ふりかけてください。

  • 手やクシ等で本剤が頭皮と頭髪の全体にいきわたるようにしてください。

  • そのまま1時間
    待ってください。

    目、耳、鼻、口に入らないように注意してください。小さなお子様の場合はシャワーキャップをお使いになるのも良い方法です。

  • 水またはぬるま湯、洗髪用シャンプー等で本剤を十分に洗い流してください。(通常のシャンプーやリンス等を使用してもかまいません。)

  • あらかじめ水又はぬるま湯で頭髪を濡らし、キャップのメモリを参考に1回量10~20ml程度をご使用ください。

  • 手やクシ等で本剤を頭皮と頭髪全体に均等に十分行き渡らせながら、シャンプーするように泡立ててください。

  • そのまま5分間
    待ってください。

    目、耳、鼻、口に入らないように注意してください。小さなお子様の場合はシャワーキャップをお使いになるのも良い方法です。

  • 水またはぬるま湯で本剤を十分に洗い流してください。そのあとは通常のシャンプーやリンス等を使用してもかまいません。

スミスリンパウダー、スミスリンLシャンプータイプ共に、この操作を1日1回、3日に一度ずつ(2日おきに)、3~4回繰り返します。卵は硬い殻に覆われていて、約7日で孵化しますから、シラミが卵からかえるのを待って退治する方法をとっています。2日おきに3回の使用でちょうど7日になりますので、少なくとも3回の処理が必要です。できましたら念のために、4回、計10日間の使用をお勧めします。

一斉に駆除できればより効果的!

アタマジラミは、集団的に感染するので、治療も集団で一斉にできればより効果的です。感染の拡大や再感染する機会を減らすことになります。

家庭で…
子供1人にアタマジラミを発見した時には、家族全員の点検が必要になります。また家庭内感染を防ぐためにタオル、シーツなどは共用せず、こまめに洗濯してください。洗濯の前に60℃以上のお湯に5分間以上浸ける、衣類乾燥機で乾燥させる、アイロンをかける、などすればより効果的です。

幼稚園、学校などで…
自分の子供にシラミが見つかったら、通っている幼稚園、小学校等でかなり広範囲にシラミが蔓延していることが予想されます。この場合は一人だけ駆除しても再感染を繰り返す可能性が高いので、一斉に駆除することが効果的で、先生方に相談してみるのがよいと思います。ただし、言い出した人が犯人扱いされたり(感染源として見られる)、お子さんがイジメの対象になったりと、イヤな思いをさせられることがありますので、慎重に相談されることをお勧めします。

このように、シラミの治療は難しくないにもかかわらず、再感染の可能性が高く、また誤解や偏見を生む状況を作り出すこともあります。「アタマジラミに感染したら学校に行ってはいけないの?」という質問がありますが、学校保健法施行規則ではアタマジラミ症は、「通常出席停止の措置は必要ないと考えられる感染症」と例示されております。
(学校保健法施行規則の一部分改正1999年4月1日施行)

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